文紀堂書店 美術書、デザイン・建築関係本を買取します 東京都調布市

美術書・展覧会カタログ、デザイン、建築関係本

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浮世絵と錦絵の違いって?
浮世絵と聞くと一般的に美しく彩色された木版画を創造すると思います。
浮世絵には単色で刷られた(墨摺絵)や赤い顔料を着色した(紅絵)、さらに二・三色加えた(紅摺絵)や版本の(挿絵)1点ものの(肉筆画)も含まれます。
江戸の中期になると木版多色刷の浮世絵が生まれ、大量に刷ることが出来、比較的安価で絵双紙屋で市販された浮世絵が(錦絵)と呼ばれるようになりました。
喜多川歌麿による美人画や東洲斎写楽の役者絵が江戸で人気となり、その後は葛飾北斎の富嶽三十六景、歌川広重の東海道五十三次などの風景画が大人気となりました。

その後、歌川国芳は水滸伝を描いた個性豊かな武者絵や、ユーモアに富んだ遊び絵を数多く描きました。
人物や動物の絵で文字を形づくった(絵文字)や、多数のものを寄せ集めてあるものを形づくる(寄せ絵)、人の顔を描き、天地を逆さにすると別の顔になる(上下絵)、なぞなぞ遊びとして描かれた(判じ絵)、など遊び心にあふれた作品の他、幕府の悪政に対する風刺画は江戸庶民の喝采を浴びました。

江戸で花開いた浮世絵文化・江戸庶民文化は国芳の後、弟子で妖怪や戯画を描いた河鍋暁斎や、最後の浮世絵師と呼ばれた月岡芳年などにも受け継がれました。

美術図録で作品が持っている主題を少しでも理解してから美術館へ行くと、より興味が沸いて来るので楽しめます。また人気の美術展覧会などは来場者が多く、ゆっくりと作品を鑑賞出来なかった時には購入したいですね。